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「幸せって、本当はこんなにたくさんあったんだ・・・」

 

それは心の底から、幸せの種がひとつずつ芽を出すような感覚で、もともと心の底に蒔かれていたその種が、「やっと気づいてくれたんだね」と言っているかのようでした。

私に幸せの、本当の見つけ方を教えてくれたのは、私の身に突然舞い降りてきた過酷で切ないできごとでした。

 

(まさか渓太郎の身に・・・自分の身にこんなことが起きるなんて・・・)

そのできごととは、私にとって愛おしさの塊のような長男渓太郎に起きた小児がんの発病でした。

 

その日から私は渓太郎の24時間付き添い看護をすることになり、これまで当たり前だと思っていたことのすべてを奪われることになりました。

三度の食事を摂ることも、お風呂に入ることも、お散歩に行くことも・・・。

そしてなにより、この先渓太郎と一緒に生きていけると思っていた未来でさえ今にも奪われてしまいそうな状態でした。

 

そして、少しずつ確かに、思い描いていた渓太郎との未来は奪われていきました。

薬の副作用により小さな体はどんどんと衰弱し、渓太郎のいのちの時間は刻一刻と短くなっていったのです。

 

どこを探しても幸せが見つからなくて・・・

欲しかった未来が見えなくなって・・・

「私には、もうなにもない・・・。」と思った私は仕方なく、すぐそこにあった自分の両手の中を覗き込みました。

 

するとそこには・・・

 

これまでまったく気づくことができなかった、温かな光を放つような幸せが今にも両手からあふれそうなくらいに、いくつもいくつもあったのです。

 

(幸せって・・・こういうことだったんだ・・・)

その時私ははじめて、幸せの本当の見つけ方を知りました。

 

それからの私は、渓太郎との別れの日が近づいているのを感じながらも、一分一秒を温かな幸せに包まれながら過ごしました。

そして、渓太郎が旅立つ瞬間まで、私は渓太郎と心の中で話し続けました。

「渓ちゃんも、お母さんも幸せだね・・・。」

 

「いのちの時間」 中村 美幸著より抜粋


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